ライフセービングとは?

 1年間に海やプールで命を落としたり行方不明になる人は1300〜1400人にものぼります。海水浴をはじめ釣りやサーフィン、磯遊び等様々なケースがありますが、多くは楽しいレジャーの中での残念な事故です。これはちょっとした不注意や油断によって引き起こされている場合が多いのです。遊泳者がもう少し水の安全について知識があったら、救助員がそばにいてすばやく救助をしてたら、助けられる命はまだまだあるはずです。

ライフセービングはこれらの水辺の事故をなくすことを目的とした活動であり、事故防止のための監視や指導、救助、一般への教育やライフセーバーの技術向上のための競技等の全てを指し、「水辺の事故ゼロ」を目指して全国各地で活動を行っています。また、ライフガード、ライフセーバーセーバーは海やプールで楽しむ人々が、安全に過ごせるよう事故を防止する活動、監視活動、実際に事故が発生した場合、迅速に対処し事故を最小限に防ぐ等の業務に携わっています。発祥の地オーストラリアでは、プロ(職業としている)をライフガード、ボランティアをライフセーバーと呼びます。共に海、海岸、人を守るという社会に寄与した活動を行っています。これらの活動を称して、私たちはライフセービング活動と呼んでいます。

ライフセービングは誰でも参加できる活動です。たとえ泳げなかったり身体的ハンディキャップがあろうとも、社会奉仕と博愛の精神に基づき、人命救助のために活動すること、即ちそれがライフセービングなのです。




参考文献:「ライフセーバー」(日本実業出版社),「サーフライフセービング教本」(大修館書店)

inserted by FC2 system